
RVSM試験航空機用巻取り装置
航空機のRVSM(短縮垂直間隔)を試験するため、試験航空機に搭載し、曳航チューブを巻取り収納する装置
平成17年に国内空域に導入された垂直管制間隔の短縮に向け航空機の気圧高度計をキャリブレーションするため、航空機尾部より繰り出される数十メートルのチューブを巻き取る装置です。
装置中央部に大型ドラムを有し、これにチューブを巻き取っています。チューブ巻取り・繰り出しはどちらも電動モータで自動運転するほか、操作ボタンによりインチング作動も可能です。また、モータ故障時に備え、手動巻取り装置も有します。
仕様
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大きさ:幅2m 奥行0.7m 高さ1.5m
重量:300Kg
チューブ巻取長:100m以上
巻取り/繰出し速度:5m/分
巻取り装置本体は左側。右側のドラムはチューブ(ロープ)に
負荷をかけるためのもので試験用。
この動画では実チューブに代えてロープを使用している。